about mesothelioma

中皮腫概説

中皮腫の病期分類(AJCC/UICC第9版)

詳細は「中皮腫取扱い規約第2版」を参照してください。
https://www.kanehara-shuppan.co.jp/books/detail.html?isbn=9784307204804

AJCC/UICC-TNM分類第9版の主な改訂点は以下のとおりです。

第9版では、特にT因子を中心に大幅な改定が行われた9)。主な改定項目は以下の通りである。
( 1 ) 葉間胸膜が他の胸膜とは別に扱われる。
( 2 ) cT因子のみに、以下の大幅な改定がなされた。
  • ( ア ) Pleural thickness(胸膜厚)が初めて採用された。
  • ( イ ) 第8版でT2とされていた非貫通性横隔膜浸潤および肺実質浸潤、T3とされていたendothoracic fascia(胸膜筋膜)浸潤、
       非貫通性心膜浸潤はいずれも信頼性に乏しいとしてcT規定因子から除外された。
( 3 ) pT因子は、葉間胸膜浸潤をT2とすること以外に変更はなかった。したがって、cT因子とpT因子では内容が異なることになった。
( 4 ) NおよびM因子について変更はなかった。
( 5 ) 病期分類が変更された。

※参考として旧版であるAJCC/UICC-TNM分類第8版を掲載します

T-原発巣
T1  同側胸膜(壁側または臓側胸膜)に腫瘍が限局(縦隔胸膜、横隔膜を含む)
T2  同側胸膜(壁側または臓側胸膜)に腫瘍があり、以下のいずれかが認められる
  • 横隔膜筋層浸潤
  • 肺実質浸潤
T3  同側胸膜(壁側または臓側胸膜)に腫瘍があり、以下のいずれかが認められる
  • 胸内筋膜浸潤
  • 縦隔脂肪織浸潤
  • 胸壁軟部組織の孤在性腫瘍
  • 非貫通性心膜浸潤
T4  同側胸膜(壁側または臓側胸膜)に腫瘍があり、以下の何れかが認められる
  • 胸壁への浸潤(肋骨破壊の有無は問わない)
  • 経横隔膜的腹膜浸潤
  • 対側胸膜浸潤
  • 縦隔臓器浸潤(食道、気管、心臓、大血管)
  • 脊椎、神経孔、脊髄への浸潤
  • 貫通性心膜浸潤(心嚢液の有無は問わない)
N-リンパ節
N0  所属リンパ節転移なし
N1  同側胸腔内リンパ節転移(肺門、気管支周囲、気管分岐部、内胸など)
N2  対側胸腔内リンパ節、同側又は対側鎖骨上窩リンパ節転移
M-遠隔転移
M0  遠隔転移なし
M1  遠隔転移あり
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